昔、イタリアのソレントを旅行したときに、街路樹としてレモンの木がたくさん植えられており、たくさんの黄色いレモンが実っているのに感動しました。
その頃から、レモンにあこがれがあったのですが、調べてみると、日本でも地域によっては品種を選べば育てられそうです。
引っ越して、念願のレモン苗を購入。
初めは大苗を通販で購入し、鉢植えで育ててみたのですが、一年目に実を成らせすぎてダメにしてしまいました‥
高かったんですが‥
昨年、今度は近くの園芸店で小さめの苗を購入して、樹に負担をかけないように注意しながら育てることにしました。
品種はサイパンレモン。マイヤーレモンの枝変わり品種だそうで、酸味はそれほど強くないようです。
うちに来てから一年少したちますが、あまり背丈は大きくならず、おまけに今年は駆除しても駆除してもアゲハが卵を産みにきて、気がつけば青い幼虫がムシャムシャばりばりと音を立てんばかりに葉を食べている有様‥
蝶を見かければ、こぶしを振り上げて追払い、一夏に実に100個以上のアゲハの卵を除去したんですけれど(~_~;)
新しい葉もあまり綺麗に育たなくて、木の調子はあんまりよく無さそうです。
それでも、2個のなかなか立派な実をつけてくれました。

11月になって、急に黄色味を増し、レモンらしくなったレモン。
この近くではまだまだめずらしいのか、通りかかる人から「レモンだ。めずらしい。」と感想をいただくこともあります。
そろそろ収穫して、樹を休ませたいのですが、黄色い実がかわいくて、なかなか決心がつきません‥
我が家のレモンはもう二本あります。
一つはリスボンの小さな苗。これは最近買ったばかりで、結実は少し先になりそうです。気長に育てたいと思います。
一つは1年前に大苗で買い、地植えにしたピンクレモネード。

ピンクレモネードは実が綺麗なピンク、実が若いうちは黄色地に緑のストライプ(完熟すると黄色になってしまうみたいです)、葉は白、エメラルドグリーン、モスグリーンがくっきりと模様になっていて美しい、ということで、完全ビジュアルで選びました。
シンボルツリーともいうべき場所に植えたのですが、寒さには比較的弱い品種で、おまけに我が家は風の通り道となっていて、冬はかなりの風が吹きます。
冬の間は不織布でぐるぐる巻き、ビジュアルゼロの感じでした。
なんとか初めの冬を乗り切ったものの、樹の調子がいいとはとても言えず、今年は実は一つもみることができませんでした。
でも、やはり葉は美しい!今年の冬も無事、乗り切れますように‥

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